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Final Stage 第3章:困難な日々3

Author: 相沢蒼依
last update Petsa ng paglalathala: 2025-11-26 07:55:07

***

つい勢いで、電話を切ってしまった――直ぐ様、リダイヤルしなきゃならないというのに手が……心が動かない。

(何をやってるんだ、俺は……。千秋が苛立つのも無理はないのに。不安で怖くてしょうがない気持ちのせいで、あんなことを言ったというのに)

千秋に昨夜のいきさつを聞きながらも、俺はどこかでそれを受け流していたと思う。仕事の忙しさや自分のおかれている立場に、ムダにイライラしてしまって余裕がなかったのは事実だ。

普段、力技を駆使しない彼が畑中君に迫られ、頭突きをかましたことをもっと褒めてあげなくてはならなかったハズだというのに。

「……って、ちょっと待て。頭突きをかました時点で、どうして気がつかなかったんだ。それだけ近距離で、迫られていたってことじゃないか!」

今、それに気がつくとか、何て無能なんだ俺は――何事もなかったという事実に囚われて、重く受け止めていなかった。

へなへなとその場にしゃがみ込み、道路の真ん中に体を横たえる。寒風が吹き荒んでいたが、めちゃくちゃ天気が良く、青い色の空が目に眩しく映った。

「こんなところで寝てたら、車に轢かれちゃうよ。穂高おじちゃん」

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